アユ釣り情報 - ayu -

大アユに走って、跳んで、泳いで!鬼怒川の大アユ釣り    2010.08.26

現場写真 東北道下の通称「シルバーシート」のトロ場
現場写真 鬼怒川育ちの幅広アユ

今シーズンのアユも終盤戦に突入しいよいよ大アユの季節がやってきた。東日本きっての大アユポイントとして名高い大河・鬼怒川でも25cmを超えるような大アユが連発しだしたと聞き8月26日(木)釣行した。前日の雷雨の影響を懸念し地元の漁協役員さんの家で様子を見てAM10時過ぎ川に到着。しかし、東北道下にあるオトリ屋にアユが無く休み。仕方なく日光市の大渡橋際まで買いに走った。大渡橋周辺は支流からのニゴリがあり心配したが中流部は問題無く東北道下流に戻った。AM11時、気温33℃、水温24℃の中スタート。川中を歩いて見て回るとガンガン瀬尻からの開き付近に無数のハミアトを発見。その下のトロ場は川に入らなくても楽しめるため地元では「シルバーシート」と呼ばれるポイントでこの日も高齢者が8人並んでいた。大アユは掛けてもどこで取り込むかまで想定してから入らないと掛かっても取れないもので、1尾目は慎重に取り込みやすい瀬尻に決めたが際は砂の為腰まで立ちこんで流芯にオトリを送り込んだ。5分後、「ブルン」とアタッタが惜しくもケラレ。サカサ針を確認しに寄せてくるとまずは様子見に付けた7・5号のハリが伸びているではないか。1ヶ月来なかった内にそこまで成長したのか?すぐに8号に換え再度送り込むがまたしてもケラレ。今度はウロコが付いていた。そこで大アユ狙いの切り札である軸太のがまかつ・無双を取り出した。すぐに「ガツン」と強烈なアタリが来て今度はガッチリ掛かった。3度目の正直で取り込んだのは26・7cmの今シーズン最大。鬼怒川育ちの幅広でこのサイズじゃ7・5号で取れるはずがない。ここからがいよいよ大アユ狙い開始。これをオトリにガンガン瀬の中に入れると待ってましたとばかりに「ガツン」、「ガツン」と連チャンスタート。ガンガン瀬の中でしかも良型揃いなので無理に引き抜くことも出来ずに掛かったら一気に下り、竿をためる。川際を走って、跳んで、中にはトロ場流芯へ走るものもいるので泳ぎ気味に胸まで浸かり何とかキャッチ。7連チャンしたところでさすがに息が上がった。そこでハミアトの多い瀬尻の開きへ移動。ここでも良型がヒットしたが上下に釣り人がいるので強引に引き抜くと身切れによるバラシが連発。中にはハナが切れて掛かったアユのみキープすることも2回あった。これではもったいないと息を整え再びガンガン瀬に戻る。ポツポツと3尾追加したところでオトリ舟の中がバタン、バタンと言い出した。ここで昼飯休憩がてら車に戻り元気なアユをオトリ缶に移す。

現場写真 良型アユ

この時点で15尾。日中3時間にしては上出来。15時からは下流のザラ瀬に舞台を移し再開。ここでも22~25cm級が順調に掛かり7尾目を取り込んだ17時に終了。と、思いきやオトリ舟のフタが開いているではないか!大アユになると中から押されることにより開いてしまうことがある。過去にも何度か苦い思いをして以来ある程度のところでオトリ缶に移すことにしていたがこの日もまた開けられてしまうとは。この日も昼飯時に26・7cmの最大を含め17尾を移していたのが不幸中の幸いか。結局21~26・7cm24尾で満足な1日となったが残念な気持ちでならない。現在の鬼怒川は度重なる夕立で現在は平水時マイナス5~10cmをキープしているがメスのアユは早くも抱卵しているものもあり着き場が絞られてきた。場所によって魚影に差があるため釣り開始前にしっかり時間を掛けてハミアトを見つけ2、3ヶ所ポイントをキープし1日の釣りを組み立てる必要がある。また、連日釣り人も大変多いので1ヶ所で数釣れる場所は少ない。広範囲釣り歩いて拾い釣りをするのも良いだろう。なお、東北道上流から佐貫堰堤は8月25日から、石井鬼怒橋下流は9月1日からそれぞれ投網、コロガシ釣りが解禁になる。今回の地区を含め東北道下流から石井鬼怒橋間は9月24日まで友釣り専用区なのであと1ヶ月楽しめそうだ。上州屋環八世田谷店HPでも池田健吾のアユ釣り情報を更新中。メール会員登録すると携帯メールに配信される私のアユ情報もありますのでこちらもぜひご覧下さい。アユ釣りは情報が命!今シーズンも昨年に続き皆さんとメールにてアユ釣り情報交換をしていきます。お気軽にメール下さい。