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23年ぶりのマダコフィーバーなるか?東京湾のマダコ   2014.06.13

現場写真 片舷9人、計18人の大盛況です
現場写真 開始早々に0・3kgのレギュラーサイズをゲット

6月に入り突如爆釣がスタートした東京湾のマダコ釣り。
特に江戸前のマダコはブランド品で味も一級品。
実は私は昔から船、堤防問わずマダコ釣りが大好きで得意な釣りの一つ。
釣れだしたと聞いたらいても立ってもいられず弟子とその釣友を誘い13日(金)に急行してきました。
ちょうど夏ダコのシーズンはアユ釣りシーズンと重なるためなかなか時間が作れずですが以前はシーズン5~10回は釣行する釣りでした。
うかがったのは浦安・吉野屋さん。
吉野屋では今シーズンは5月31日からマダコ乗合をスタートさせたそうですがシケ・大雨続きでまだ4回しか出船出来ていなかったそうで昨日は久しぶりの快晴と言うこともあり18人のマダコファンが集まりました。
現在のポイントとなるのは川崎~横浜沖でその南の富岡~小柴沖は7月1日解禁と定められています。
左右9人ずつに分かれて出船しました。
流し方としては船の側面を潮に当てながら流す『横流しスタイル』で右舷、左舷を交互に流します。
これは潮先が圧倒的に有利に働くマダコ釣りでまんべんなく釣れるチャンスを与えてくれる釣り方です。
まずは川崎沖の水深10mからスタート。
スタート直後から南西風がフワフワと吹き出したかと思うとその風は段々と強さを増していきました。
1投目は足元から探りを入れるがノーヒット。
場所を移動しての2流目で待望の前アタリをキャッチしてアワセも決まり上がって来たのは0・3kg級の今年生まれたデキダコでした。これを皮切りに船中あちこちで上がりだしました。
マダコ釣りは潮先ほど有利な釣りで船中でなるべくまんべんなく釣れるチャンスを与えてくれるように船の側面を潮に当てながら流す『横流し釣り』が主流。

現場写真 東京湾のマダコは明石のタコに匹敵するブランドダコです
現場写真 弟子も16杯で堂々の次頭。
現場写真 午後からは南風の影響で高波に
現場写真 家の流し台がタコで埋め尽くされました

ただ、昨日は風も増して白波が発生した中での横流し釣りでかなり釣りずらかったですが上げ潮流れが効いてくると突如入れ掛かりモードに入ったようで1流し、20分の間に怒濤の6連チャンもありました。
結局15時の沖上がりまでに19杯で久しぶりのマダコ釣りでしたがトップを取る事が出来ました。
一方、弟子はマダコ釣り3回目にして16杯で次頭。
釣友は初めてのマダコ釣りでしたが早々に要領を得て12杯と大満足の釣果でした。
船中釣果も4~19杯と爆釣モードでマダコが大発生した平成3年夏の大爆釣のシーズン以来の釣れっぷりでした。
ただ、船中でも釣れる人と釣れない人の差が付いてしまいましたが釣れない人を見ているとテンヤの小突きが消極的だったり根掛かりを恐れて釣っているように思いました。
マダコ釣りに根掛かりは付き物で数釣る人ほどテンヤのロストも多いものです。
根掛かりが多いと言うことはテンヤが海底にある時間が長いと言うことでそれだけマダコが乗るタイミングも長いと言うことになります。
マダコテンヤは1日で2~3個のロストをする人が多いと思いますが全く根掛かりをせずにロストもない人はアタリの回数そのものも少ないように思えます。ちなみに私は昨日も6個のテンヤをロストしました。
今年はかなり沸きが良いようで7月1日に解禁を迎える富岡~小柴沖もかなり期待出来そう。
また、堤防周りでも釣れており横浜方面の一部ではトップ10杯越えと言った釣果も聞かれ出しております。
覚えている方も多いと思いますが平成3年夏に東京湾ではマダコが異常発生し釣れ盛りました。
この時はまさに海底タコだらけではないか?と疑うほどで1つのテンヤに2杯掛かることも珍しくなく半日船でトップ120杯釣れた日もありました。
当時、私は横浜沖堤に通っていましたがマダコテンヤが市場から消えて代わりになるものと言う事で14~18cmのイカヅノにカニを結んで釣ったものです。
それでも釣行の度に10~20杯は釣れました。
その年以来の東京湾マダコフィーバーが再来するかもです。

当日のタックル

道糸 ヤマシタ なぶら一番  24号
テンヤ  ヤマシタ  タコ掛のりのり  L50号
エサ  冷凍イシガニ