アユ釣り情報 - ayu -

たまには小河川のアユ釣りでも。山梨・秋山川の友釣り   2013.06.17

現場写真 好ポイントの秋山カントリークラブ前
現場写真 オトリは組合員の小俣さんにお問い合わせください

大河・鬼怒川のあとは打って変わって山間を流れる小河川の友釣りです。
6月16日(日)に私の大好きな山梨・秋山川が解禁を迎えました。前日からの雨により一時は30cmほど増水しニゴリも入りましたがそこは回復の早さもウリの秋山川ですから心配せずに翌日の17日に東京中日スポーツの取材を兼ねて釣友とそのお連れさんと3人で友釣りに行ってきました。

まずは毎シーズン大変お世話になっている漁協なのでシーズンはじめと言う事もあり組合長にご挨拶するため御自宅へ。
前日の解禁の様子を伺うと午前中は雨も降って肌寒いあいにくの解禁日になったものの今年は育ちが良く20cm近い良型も姿を現していたそうで期待を胸を膨らませて仲間の待つ川へ行きました。
途中、秋山漁協組合員の小俣さんの家に寄りオトリアユを分けていたただきそこで作戦会議。

秋山川にはお店を構えてオトリ屋さんとして営業されている所は1件もなく組合員さんが民家の軒先でアユを飼っていてそれを分けて戴くと言った昔の田舎の川ののどかな雰囲気が残る川です。
小俣さんも前日の解禁日はオトリを求めて来る釣り人の対応に追われて竿を出したくても指をくわえて見ていたそうでこの後竿を出すと話していました。

まずは3人でもゆったり入れるやや上流の秋山カントリークラブとマス釣り場の間へ。

川の中を歩くとハミアトは大石の両サイドに多く見られたためそれを川全体に見立てる私独自の解釈方で瀬の際から攻めてみる事に。
ただ、水温を見てビックリ。 15℃といくらなんでも低すぎる。

最初の1尾をトロ場で捕ってから攻めの釣りに移行する事に。
しかし、解禁翌日にしては1尾目が掛かるのに時間が掛かり約15分後にようやく『ガツン!』
型は良く18cm級の美形アユ。
これをオトリに替えて瀬の中へ引き摺り込むとすぐに『ガツン・ガツン』と連発。
ただ、1ヶ所で連発することがなく少し歩いて1尾、また歩いて1尾気付くとあっという間に3、400m位歩いていました。
私が7尾、釣友が9尾、お連れさんが1尾上げた所でこのポイントを見切り下流へ移動。
ふれあい農園へ通じる橋からそれぞれ分かれて釣り歩くことにしました。
私のアユ釣りは足で稼ぐ釣り。
ハミアトを見て、アユの魚影が薄いと判断したら即ですが掛かりどころを見たり掛かるポイントを見て、いくらアユがたくさん見えても粘らず追い気の強いアユを拾って歩く釣りで1日で3~4回の移動はザラ。
多い日では1km位歩きます。
水温が17℃に上がってきたら掛かるポイントも瀬肩に移動。
背掛かりも多くなり目印がブッ飛ぶ秋山川らしい本来のスタイルに。
2、3尾釣ったら次のポイントを探して釣り歩きながら13時までに37尾を掛けた。

現場写真 解禁当初にしては良型の20cm級
現場写真 釣友も初めての秋山川で39尾を上げてすっかり気に入った様子
現場写真 小俣さんも15時までに36尾
現場写真 伸徹・てっぺんの秋山川最強コンビです。

昼飯を取りに一旦仲間と合流するとやはり水温が上がり出してからは追いが活発になったようで20尾ほど上げていました。
昼飯の途中、周りの釣り人を見ていたが時折連発もあり好調な様子。
一方、小俣さんへ電話を入れると秋山カントリークラブ下にある御自宅の上流を釣り歩き20尾ほど上げているようであちこちで活発に掛かっている様子。
午後からポイント移動を検討しましたが上流も下流も人が入っているとの事で同じポイントを再び釣り歩くことにしました。
水温がさらに上がり17・5℃になってくると今まで掛からなかったザラ瀬にもアユが出てきたようで釣友のお連れさんでこの日友釣り2回目の方も連チャン開始。
私も活発に釣れ続けて17時までに58尾。
先週木曜日の鬼怒川の釣果を上回りたいと再び朝のポイントへ戻り徹夜続きの体で最後の体力を振り絞って頑張ると夕食みに出てきたアユはデカイ!
18~20cm級の連発もあり4尾追加して62尾で終了。
釣友も初めての秋山川に始めは苦戦しながらもそこはさすが歴戦の成せるテクニックで感覚と川の特徴を掴んだようで39尾をマーク。友釣り2回目のお連れさんも上々の15尾ほどをマーク。
一方、小俣さんは15時頃に竿を折ってしまいそこで終了としたそうですがそれでも9時からで36尾上げていました。
前日の雨が良い水代わりとなったのも好釣果の要因となりましたがいつ来ても期待を裏切らない秋山川ならではの数釣りが堪能出来ました。


お問い合わせ・入漁証・オトリの手配は秋山漁協組合員の小俣公雄さんTEL055-456-2054へ。
シーズン中盤や悪天続きの際はオトリをキープしていない場合もあるので釣行の際は必ず『池田健吾のブログ、HPを見た』と伝えてオトリの有無を確認してください。
また、御自宅のため夜間のお電話はお控えください。

当日のタックルデータ

竿 がまかつ・伸徹 62→72
天上糸 がまかつ・鮎天井糸フロロ 0・8号
付け糸・編み込み糸 ゴーセン・感激フロロ0・3号
水中糸 ゴーセン・感激プロヴィンテージ 0・05号
サカサ針 がまかつ・くっきりサカサ  2号
ハナカン がまかつ・頂上ハナカン   7号
ハリ   がまかつ・てっぺん   7号  3本イカリ