アユ釣り情報 - ayu -

解禁へ向けて超視界良好!笛吹川のアユ試釣り   2012.06.12

現場写真 笛吹市役所前
現場写真 笛吹橋下流

6月12日(火)私のホームグラウンドでもある山梨・笛吹川を管轄する峡東漁協さんから依頼をいただきアユ試釣りに行ってきました。午前9時、天候は今にも降りだしそうな曇り空、気温17℃、水温17・5℃とかなり寒く苦戦が予想されましたが総勢6人で笛吹市役所前からスタート。アカ付きはマズマズでしたがなかなか掛からずあちこち歩いて回ったものの1時間でゼロ。他の5人でも15・5cmが1尾と苦戦。2ヵ所目の笛吹橋上下も状況は変わらず。3ヵ所目の神徳橋上流へ入る頃には雨が本格的に降りだしてしまい水温も逆に1℃下がって16℃台に。ハミアトはあちこちに見られ所々アユの姿も確認出来るものの全く追いっ気が見られず13時半に午前の部を終了。本来ならこれで終了予定だったが組合事務所に戻り後日天候を見て再試釣りを行うか検討しました。しかし、今回の試釣りはただの試釣りではなく解禁前に行うことが義務付けられている検査機関への放射能検査のサンプルアユの提出期限が迫っていて何としてでも13日までに計400g分のアユが必要と言う事を聞いて私のアユ闘争心に火が着いた。寒さもありご年配の方や午後から用事のあった他の参加者の方々にはそのまま終了していただきここは最年少の私自身せっかく呼んでいただいているにも関わらず何も貢献できないのがもどかしくここは本領発揮とばかりに降りしきる雨の中、再び一人で竿を出すことにしました。ただ、川に戻ったものの気温、水温共にさらに下がり状況は悪くなる一方でプレッシャーはありましたがそこは通い慣れた勝手知ったる笛吹川。

現場写真 神徳橋上流
現場写真 最大の20cm・62g
現場写真 私の全釣果
現場写真 組合事務所での検量風景

午前の部で攻めたポイントの少し上にあたる根津橋下流でこのようなコンディション時でも何とか結果を出したことのある上飛ばし気味に泳がせられる瀬尻から再開。すると流芯から外れた流れの際でいきなり『ガツン』と目印が飛び15cmがヒット。検査用のサンプルアユ採取が目的なので掛かった野アユにオトリチェンジ出来ないハンデがあるもののそこはオトリの体力回復をはかりつつの釣り方に。同じ養殖アユのまま再び泳がせること5分で再びヒット。その後3尾目をヒットさせた時点でようやくオトリを交換してガンガン瀬や瀬肩など本来の瀬を狙う攻めの釣りをスタート。降りしきる雨の中、最大20cm62gが飛び出すなど絶好調。1尾取り込み毎に肩の荷が1つずつ降りていくのが見えるようでした(笑)。試釣りなので9連チャンの最中でも正味45分で終了。そしてこの日最後のポイントでもあります1つ上の万力大橋下流にある日下部記念病院前から入り再開。夕方が良い笛吹川らしくここでも終始活発な追いが見られ小型が目立ちものの13連チャンで1時間で終了。
検体サンプルが確保出来たので急いで漁協事務所へ戻り早速全魚を検量。結局12日に行われた試釣りの全釣果23尾中22尾が午後の釣果と言う事で圧倒的に夕方が良い笛吹川らしい結果となりました。私自身も22尾上げることが出来自分でも大満足。かなりのプレッシャーが掛かっていたのでホッと一安心。寒さもあり肩が凝り凝りになりました(笑)。釣り上げたアユは全て全長、重量を測りそのあと放射能検査のため国の検査機関へ送りました。結果は3、4日ほどで出るそうです。検査結果は後日公表されます。全魚データは別紙の通り。放流委員長の中込さんによりますと試釣りの結果がこれほどまで良かったのは近年無かったそうで今シーズンの笛吹川は最高の状態で解禁を迎えられそうです。解禁日は6月23日(土)。今シーズンはかなり期待して良さそうです。好結果に繋がった要因としては何より放流委員長の中込さんをはじめとする組合員の方々が1日も欠かさずに毎朝4時半頃から川鵜の追い払いをしてくださっているおかげで川鵜被害を最小限で食い止める事ができていることが大きいと思われます。皆さんもシーズン中に川鵜を見かけたら追い払いにご協力ください。もう一つ、笛吹川に入川される際には冷水病対策に細心の注意を払ってください。具体的には他の河川からのオトリの持ち込みは厳禁となっております。オトリ販売店で他の河川から移動してきたと思われる釣り人がオトリを購入せずに入漁証のみを買いに来られた場合は入漁証のみでは売らないそうです。また、釣り場も漁協監視員さん回っておりますのでご協力ください。また、他の河川へ釣行された方が笛吹川へ入川される際には必ずタイツ、アユタビの消毒を徹底してくださるようお願い致します。消毒とは日光消毒で完全に乾かすか連日釣行の際には洗濯洗剤か洗い物用洗剤を薄めた水にしばらく浸けてから洗い流して使うか除菌用アルコールスプレーを吹き掛けるなどしてください。皆さんで笛吹川を守りましょう。